推し? 好き? 最後はリアコ? ー揺れる心を抱き締めてー
「わー! 美海ちゃん助けて~! りきとくんがいじめるー」



ーぎゅっ。

私よりも更に少し小さいねここくんが,油断していた私の腰に抱きつく。

私は声も出せず,ぱくぱくと口を動かした。

カッと頬が熱くなる。



「ねここ,だめ!」



ぱこんと頭を叩いて,らぅるくんが引き剥がした。

ゆっくり振り返ると,にこにこと頭を擦るねここくんが。



「ねここ,それセクハラだから。だめだから」

「はぁい……いいよね?」

「だめだってば」

「だ,だめです」

「ほら。ちゃんと場所,弁えてください」



だめって言うか,堪えられません。

匂いが,こう。

ふわっと。
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