推し? 好き? 最後はリアコ? ー揺れる心を抱き締めてー
「うん,来て!」



らぅるくんが笑ってくれて,私もほんわかと笑った。



「そう言えば,もうパソコン買った?」



どうしてその話題まで飛躍したのかは分からないけど。

いや,間違いなく皆がいるからだ。

とにかく,今その話をされるのはとても困る。



「ま,まだだけど……朔,その話今じゃなくても……!」

「お,何々?」

「パソコン?」



ほら,ねここくんとまろんくんが食いついた!

どう弁明すればいいのか分からず,いい淀む。



「去年からその為にバイト始めてて……」



その間にも,朔は話し始めてしまった。



「へーなんでそれ俺らに聞かれたくないの?」



朔の勝手な説明を聞いて,りきとくんが私を見る。



「その,らぅるくんは楽曲担当だし,皆も歌やるし。皆普段どんな感じで,なに思ってんのかなって……だから,mixとか歌どっちもやってみたいなって」

「いや方向性よ」

「それで一年バイト?!」

「でっでも,土日の数時間だけで……」

「すごい! 嬉し~」

「らぅる教えてあげたら?」

「僕教えるのはちょっと……参考になりそうな本教えてあげるね」

「え?!」




も~,朔,今日1日めちゃくちゃ過ぎるよ……



「今日1日一緒だったし,美海ちゃんが歌い手になったらすぐ分かっちゃうね」

「そうですね。僕,オリ曲とかも全部憶えてますし,直ぐ分かっちゃいます。応援してるね」



もう,真面目に目指すしかない。

でも,本当に見つかったらどうしよう……
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