死神キューピッド
「……あのさ、いつか私がおばあちゃんになっても、虹太は今のままの姿なのかな?」
ぼんやりとその姿を想像して、打ち消すようにぶんっと頭を強くふる。
さすがにそれは、残酷。
しわしわの私と、若くてぷりぷりの幽霊虹太。
「大丈夫だよ。きっと、イケオジ幽霊の俺と一緒に手つないでるよ」
「そっか、そうだよね。ん、それなら楽しみ」
「楽しみ?」
「だって、いつか私がしわしわのおばあちゃんになっても、虹太は私の隣にいてくれるんでしょう?」
「柚の最期の瞬間まで、俺は一緒にいるよ」
深い瞳で、切なげに虹太が目を伏せる。
「今夜も眠る時に一緒にいてくれる?」
「ん、降り注ぐキスと濃厚なハグも、おまけにつけて」
「ホントに、一緒にいてね? 目が覚めても、一緒にいてね?」
「約束する。大丈夫だよ、任せとけ」
ぼんやりとその姿を想像して、打ち消すようにぶんっと頭を強くふる。
さすがにそれは、残酷。
しわしわの私と、若くてぷりぷりの幽霊虹太。
「大丈夫だよ。きっと、イケオジ幽霊の俺と一緒に手つないでるよ」
「そっか、そうだよね。ん、それなら楽しみ」
「楽しみ?」
「だって、いつか私がしわしわのおばあちゃんになっても、虹太は私の隣にいてくれるんでしょう?」
「柚の最期の瞬間まで、俺は一緒にいるよ」
深い瞳で、切なげに虹太が目を伏せる。
「今夜も眠る時に一緒にいてくれる?」
「ん、降り注ぐキスと濃厚なハグも、おまけにつけて」
「ホントに、一緒にいてね? 目が覚めても、一緒にいてね?」
「約束する。大丈夫だよ、任せとけ」