絶叫、そして契り/『ヒート・フルーツ』第1部終盤エピソード特別編集版❣

赤い狂犬のリベンジ、麻衣の骨をボキる!~オリジナルバージョン

赤い狂犬のリベンジ、麻衣の骨をボキる!~オリジナルバージョン
作者補足



本話でアップした、”荒子の麻衣へのリベンジ”前後のエピソード群は、”ヒート・フルーツ”という作品の着想を得た最初期の段階で、その骨格ストーリーが既に存在していました。
つまりは、ケータイ小説バージョンでの『本編/1部』の基軸ストーリーに組込まれている”過去の出来事”という訳です。



同様の基軸ストーリー時系列以前のエピソードには、”ケイコが怪物・紅丸有紀と出会ったひったくり追走の一件”、”麻衣が相和会に連行され、相馬豹一と激対面を果たす一夜”など…、ほかにも各エピソードがありますが、今回アップの”骨ボキ”リベンジの顛末は、その一連でも最も思い入れのあるパーツ作品です。



しかし、本話の”骨ボキ”シーンは、ヒーフル・ワールドの長い年月を経た進化と超長編の群像ストーリーへのリメイクとともに、当該エピソードは現在連載中の全編版で既アップ、さらに本作にたどり着いた次第です。



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で…、今回アップしたオリジナル原案バージョンの前提は、本編第1部のストーリー展開がほとんど出来上がっていない時点での着想でしたので、本サイトでアップした同シーン(第1部第28章~『絶叫、そして契り』のストーリーに該当します)とは設定シチュエーション自体が、まず違っています。



従って、そもそもオリジナル版では麻衣がケジメをつける際、荒子へ交換条件に申し出るのは、自分とケイコで仕切ることになった新生南玉連合へ荒子に総長で復帰して欲しいという主旨になっています。
これに対し、本サイト公開中の『ヒート・フルーツ/全編版』では、既に南玉追放の身だった麻衣が南玉に復帰したいと”現総長”の荒子に願い出ている訳で…。



更に”子分”と形容した久美らがその場に立会っており、改めてオリジナル原案に目を通すと、設定も文章表現もえらくラフで、今さら公開するというのもちょっと抵抗がありました(笑)。



その上で、このパーツ作品はまさしく”ヒート・フルーツ”着想の原点中の原点でもあるエピソードシーンの一つでしたので、本編全編版第3部では”ラスト・レジェンド”の展開に入り、主だった南玉メンバーが再登場・総結集してる中、”赤い狂犬”の顔がその中にいないということ…、その意味(意義?)も合田荒子のキャラクター故ということから、あえてこの時期に本話をアップさせていただきました。



追記:合田荒子第3部未登場”なぜ?”は、『ヒート・フルーツ』関連作品で完結公開中の『ラブで荒々なピュアストーリー』中、チャプター13”最強の友情を以って”~テツヤ、南玉連合にスカウトされる~のエピソード(P238~)で明かされています❢







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