逃すもんか

史弥の決意

オレにとっては、衝撃な田村先輩の夢。

【フランス超一流ブランドのハンドバッグ職人】

オレは自分の視野や見聞の狭さを知って愕然とし、なぜかわからないが、
オレもフランス超一流ブランドのハンドバッグ職人を目指したい!っと決意した。

「田村先輩!」

「うん?」

「俺もフランス目指したいです!!」

「え〜?」

「オレは今年入社したばかりですが、フランスで職人になれるように、オレも努力したいんです!」

「「え〜〜」」と田村先輩と平岡さんが驚いてる。

「オイ、大崎くん。本気で言ってる?
憧れだけじゃあダメなんだよ?
実力も必要だしさ〜」

「ハイ!だから明日からビシビシ鍛えて下さい。
お願いします!!」

「……本気なんだな。わかった。
仕事は一気に技能を取得するのは難しいけど、フランス語会話教室へはゴールデンウィーク明けから一緒に通う? 
教室の先生にも話しをしておくからさ。」

「ハイ!」 オレはフランス語を習う事にした。

さっき先輩が話したように、渡仏する為には貯金もしよう。

そんなオレを見ていた平岡さん
「田村先輩も、大崎くんもフランスかぁ」

「平岡くん。俺や大崎くんのフランスへの夢の話しは、絶対に口外しないように頼む。」

「はい。もちろんです。」といつになく、真剣な表情で答えた平岡さんだった。
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