純・情・愛・人
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「ん・・・ッ、あ、やっ、そう、ちゃん・・・ッッ・・・」

逞しい腕に閉じ込められて絶えまなく押し寄せる刺激、昂ぶり。広いベッドのスプリングが鈍く軋み続ける。

容赦なく奥まで突き上げられ、理性はとっくに崩壊して。それでも『もっと壊して』と宗ちゃんにすがり、強請る。

「そうちゃん、あいして、る・・・っっ」

「・・・ああ、分かってる・・・」

うつ伏せにされ耳許に低く響いた声。

幸せだった。会えなかった分の寂しさが一息に掻き消えていく。優しく激しく、わたしの中を満たしてく。他はなにも欲しくない、宗ちゃんだけでいい。ずっと宗ちゃんの傍にいられればいい。

「薫、・・・まだ()くな」

わたしは宗ちゃんのものだから。
なんでも言うことを聞くから。

一緒に連れていって。
離さないで。
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