きみと繋げた雪明かり
「……翔さ、透子って人知ってる?」
俺も初対面の人だったらから知らないと思うけど、一応知ってるか気になってなんとなく軽めの気持ちで聞いてみた。
もしかしたら知ってるかもしれないしな……翔結構そこらへん詳しいし。
「と、うこ……?」
「なに、知ってるの?」
俺が彼女の名前を口にした瞬間、口に手を当ててなにかを考えだした翔。
これ本当に知ってる系のやつな気がする。
「えっと……その人って金髪だった?」
「そ、そうだったけど……」
そこまで特定できるってことは翔の知り合いってこと……?
本当に何者なんだ。
翔は置いてある飲み物を一口飲んだあと、「確か…」と彼女について知っている情報を話してくれた。
「……結構前の卒業生じゃなかったっけ。俺は先輩たちかは聞いたから……光はほとんど知らなかったと思うけど」
「先輩……?」
その人が高校卒業して何年か経っていると言うことは、もう成人していると言うことか。
…でも、結構前の卒業生をなんで翔が知っているのか。
「…なんで翔は知ってるの?」
それが疑問だった。年が離れているならば俺たち関わることはほとんどないはず。
それなのに、彼女の存在を知っている翔に疑問を抱いた。