きみと繋げた雪明かり



「……ちょっと関わりがあっただけ。お前そんな年上に興味なかっただろ」


「嫌な言い方をするな」



興味ないって……俺が年下好きみたいな言い方だな…



…でもまあ、翔は俺より断然コミュ力というものがずば抜けてるから俺の知らないところで仲良くなっていてもおかしくはない。


特に疑う気持ちはなかった。



「んで、その透子さんがどうしたの」



「あ、ああ……ちょっと…」



正直俺が一人で悩んでも変わらないと思うから、どうしようかなと考えていたところろ。



翔が詰め寄ってきたため、俺は昨日あったことをほとんど話してしまった。



***



「…まあ、光が悩む気持ちもわかるよ」


「わかってくれるだけでもありがたい…」


俺が話している途中、終始表情をコロコロ変えながら聞いていた翔は、俺に少し同情する……みたいな様子だった。



「…でも、やっぱり本人に聞くのが手っ取り早いと思うけど。大丈夫そうだったら本人に聞いてみたら?」



「やっぱそうだよな……」



今日、避けられてしまったのは辛いけど、やっぱりいつかは知りたい。


あの人との関係性も。
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