きみと繋げた雪明かり
『…ねぇ、夜宵。今までさ、ごめんね。色々と』
「え?いや、私が望んだことだし凛子がほっとけなかったからそれに親友でしょ?」
『……うん、そうだね』
…やっぱり何かがおかしい気がする。夜に電話をしたことがないけれど、たまに自宅だと落ち着くって人がいるらしいから、凛子はそのタイプなのかな。
「…とりあえず、その中いるんなら風邪引くよ?ただでさえ今年寒いんだから。早く寝なよ?」
『……うん、夜宵おやすみ。今までありがとう』
「えっ?……ちょっと凛子?」
凛子がおやすみと言ったところで電話は向こうから切られてしまった。一体なんだったのだろう。
とりあえず、それはまた明日聞こうと思ってひとまずもう遅い時間もあって寝ることにした。