きみと繋げた雪明かり


「誰かはわからない。でも、夜宵ちゃんこの前の任命式のこともあって一部の人からかなり恨まれてる」


「……」



そりゃ、そうだよね………。任命式の時だって数日間騒ついたのに。



あの時だってかなり居心地悪かったのに、今回はこんな写真を撮られてみんなが黙っているはずなんてない。



岬木くんはみんなのものってわかってたのに…



私なんかといては行けない人ってことは一目瞭然なのに。



私が思い詰めてるのを察してか杉田くんは出来るだけ優しい口調で説明してくれた。



「とにかくさ、俺も同じクラスにいるしなんかあったら言って。光は……今はちょっと面倒事にあってるから」


「……面倒事?」


「そう、写真見た光のファンが直接きて、かなり面倒なことになってる」



……そんな、私がいなかった1週間こんなことになっていたなんて。


つまり、岬木くんは1週間本当は聞かれたくなかったことについて言及されまくってたってことだよね…?



…私のせいだ。生徒会の仲間だからって調子に乗りすぎた。



本当は事務的以外にしか関わってはダメだったのに……


今更罪悪感という感情が出てきてももう遅い。私の不注意でこうなってしまった。
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