有り ふれた 人生

赤ちゃん


更に一年が過ぎた時

実奈と由季に赤ちゃんが産まれた。

母からも喧しく言われて
一度帰国する事となった。

アイダン医師に相談して
二週間の帰国をすることに

佑未は、靑に帰国することを
伝えた。

この二人
こんな感じだが
付き合ってはいない。

靑は、何度も気持を伝えて
「付き合って欲しい。」
と、言っているが
佑未が、❛ うん ❜と、言わない。
今のままの関係でいたいと。

恋人になり
縛られるのも嫌だし
嫉妬したり重いたい気持ちにも
なりたくない。

信じて裏切られる
そんな事に
二度あいたくない
それが、佑未の一番の本音だ。

だが、そんな事までを
靑に言う必要があるのかが
分からなくて
言っていない。

そんな事で
靑と少しギクシャクしていたから
ちょうどよかったのかもしれない
と、佑未は思っていた。

日本へ到着すると
弟の陽平が迎えに来てくれていた。
「ありがとう。」
「かわりないの?」
「うん。陽平は?」
「俺も変わらないかな?」
「そうかっ」
と、話しながら帰路についた。

母さんは、私を見て涙目に
なっていたが
「ただいま。」
「お帰り。」
と、挨拶をかわして
荷物を部屋に置いてから
少しゆっくりとする。

父の仕事が終わり
皆で夕飯を食べる。

私は、今向こうで
歯科医ではなく
歯科補助をしている話しをした。

アイダン医師の話しを交えて
話すと父親は少し安心したようだった。

父と弟と経営の話しを
少しして明日は
由季と実奈に会いに行く
と、伝えた。

歯科の方は、特に問題はないようだ。
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