太陽のような君へ
「美月準備できたか?遅刻する!早く行くぞ」

『もうちょっと!待って日向ー』

「待つから急げ!」

私が準備している間私の家のリビングで待つ日向。

母「日向くん毎朝毎朝ごめんね。ほんとに美月ったら!」

「おばさん、大丈夫もう慣れたよ笑」

彼は毎朝毎朝母と同じような会話をしている

『できた!日向いこ!』

「『いってきます』」

玄関をバタバタと出て2人で急いで学校に向かう

「美月昨日の課題やった?今日当てられるだろ?」

『課題?……あっ!』

やらなきゃな課題があったことを今更思い出し、真っ青になる私を見て彼は笑う

「やってないのやばい笑」

『ほんとにやばい!どうしよ』

半泣きの私を見兼ねて彼は

「しゃーねーな 俺の写させてやるよ!だからいつもより急ぐぞ!」

と走り出す

『日向神!いつもありがとう』

私も彼を追うように走って始業10分前に学校に着いた。
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