太陽のような君へ

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放課後
日向はバレー部、里菜は吹奏楽部でそれぞれ部活があるため部活に入っていない私は先に一人で帰る

「美月気をつけて帰れよ。何かあったら俺に連絡して」

『大丈夫だって!日向部活でしょ?連絡したって気づけないんだから部活に集中して!』

「いや美月からの連絡には絶対気づくから!」

里「過保護だなぁ」

『でしょー?日向私の親みたい』

「うるさいな 美月のこと心配してんだよ!悪いか!」

『ふふっ 日向今日部活終わってから時間ある?』

「うん、20時くらいからなら大丈夫」

『ほんと!一緒に課題やろ』

「わかった!ちゃんと風呂はいって課題終わったらすぐ寝れる準備しとけよ」

『わかってる!じゃあまた後で!里菜明日ね!』

里「またあしたねー」

私が教室を出たあと残された2人はすぐ部活に行かず立ち話をしていたらしい

里「日向くんさ、美月のこと大好きなんだね」

「あー、うん。ずっと好きなんだけど全然気づいてもらえないんだ」

里「今まで1回も好きって言ったことないの?」

「何回か言ったことあるよ。〝ありがと!私も好きだよ幼なじみだもん!〟って言われて玉砕」

里「あの子かなりの鈍感だよね」

「うん。でもそういうとこも好きなんだ」

里「わー!なんか私がドキドキしてきちゃった私いつでも協力するから言ってね?」

「里菜ちゃんが協力してくれるのは心強い!ありがと!頼むわ」

里「じゃあ私部活いくから!」

「俺も。じゃあ明日から色々とよろしく」

里「うん!任せて」

鈍感な美月に日向の気持ちは届くのか

幼なじみ2人の関係を進展させる計画がスタートしたことを当人である美月はまだ知らない
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