御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
「………でも、、なによこれ……私の負けじゃない……」


花乃さんは私から目を逸らし、完全に下を向いてしまう。


私はそんな彼女を抱きしめて、そっと背中をさすった。




「……………ご、めん……なさ、い。」




か細い声で、でもちゃんと謝ってくれた花乃さん。


「…はい。」


だから、もう彼女に対する怒りは消えていた。


『もう大丈夫だよ』


と後ろにいた凪くんにアイコンタクトを送る。


凪くんは少しだけ納得していない様子だったけど…それでも『分かった』と頷いてくれた。



そして私はその後も、私の肩で泣き続ける花乃さんを、なだめ続けた。








──その後、花乃さんのお父さんは『本当に申し訳ありませんでした。後日またお詫びをさせてください。』と深く頭を下げ、花乃さんを連れて帰って行った。


< 278 / 297 >

この作品をシェア

pagetop