好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「シュ、シュウくんっ!」
そう願っている私と最上くんの間を割って入るように振り下ろされた手。
このクラスで最上くんのことを“シュウくん”と呼ぶのはひとりしかいない……。
「東雲さん……」
東雲さんの予想外な登場に、私はほっと胸をなでおろした。
最上くんは眉間にしわを寄せて、私から離れる。
「シュウくんの名前は、私が呼んであげるからっ!」
東雲さんはそう言った後、腕を下ろして私をキッと睨んだ。
「だから、滝沢さんはシュウくんにベタベタしないでくれるっ⁉」
「……は、はい」
東雲さんの迫力に、思わず頷いてしまった私。
最上くんは終始、不機嫌な様子。
それだけ言って東雲さんは足早に自分の席へ戻っていった。
なんだったんだろう……。
それを思ったのは恭介も同じだったようだった。
でも、恭介の表情を見ると東雲さんが足早に席へ戻った理由が分かった。
……みんな、恭介のこと誤解しているんだ。
そう思うと少し悲しくなる。
「席に戻るか」
この空気を悟ったのか、恭介も自分の席へ戻っていく。
私と最上くんも続くように自分の席へ向かった。
そう願っている私と最上くんの間を割って入るように振り下ろされた手。
このクラスで最上くんのことを“シュウくん”と呼ぶのはひとりしかいない……。
「東雲さん……」
東雲さんの予想外な登場に、私はほっと胸をなでおろした。
最上くんは眉間にしわを寄せて、私から離れる。
「シュウくんの名前は、私が呼んであげるからっ!」
東雲さんはそう言った後、腕を下ろして私をキッと睨んだ。
「だから、滝沢さんはシュウくんにベタベタしないでくれるっ⁉」
「……は、はい」
東雲さんの迫力に、思わず頷いてしまった私。
最上くんは終始、不機嫌な様子。
それだけ言って東雲さんは足早に自分の席へ戻っていった。
なんだったんだろう……。
それを思ったのは恭介も同じだったようだった。
でも、恭介の表情を見ると東雲さんが足早に席へ戻った理由が分かった。
……みんな、恭介のこと誤解しているんだ。
そう思うと少し悲しくなる。
「席に戻るか」
この空気を悟ったのか、恭介も自分の席へ戻っていく。
私と最上くんも続くように自分の席へ向かった。