君がいなくなった世界
もうすぐ定期テストだし、おバカな私が学校に行かないと授業の内容なんて分からない。

「大丈夫。ちゃんと明日から学校行くよ」

まだきっと同じくらい辛いお母さんに心配かけたくない。

その一心で、私はおやすみとできるだけ明るいトーンで声をかけて、自分の部屋にこもった。
< 25 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop