真実の愛〜真逆の二人〜
 「はははは!!面白いことを言うじゃないか!!」
蓮君は、笑い出した。
「え!!面白かったですか??」
私はなんだか、嬉しいなと思った。
「でも今日は、ハンバーグを作りたいです。だって、私たちが最初に食べたから。」
私は、気を張る。
「おお。いいな。」
蓮君も同意する。
「じゃあ、作りましょう!」
私が言う。
「じゃあ、俺がソースを作るから、笑菜は、野菜を刻んでんでくれ。」
蓮君が指示する。
「はい!!分かりました!!」
私も、威勢のよい返事をする。早速、人参と、玉ねぎを冷蔵庫から取り出す。今日は、ピーマンは入れない。さすがにまずいと言われた物は、入れられない。まな板の上に、材料を置く。さあ!!切っていこう!!すると蓮君が
「この包丁使っていいぞ。」と、蓮君がオーダーメイドの包丁を差し出す。
「ええっ??で・・でも・・」こんな高級な包丁使えないよ~。そう遠慮していたら、蓮君が、私の手に包丁を握らせる。
「えっ??」私はいいのかなと思った。でも蓮君は、
「笑菜に使ってみてほしい。」と言って、ソースを煮込み始めた。
こんな高級な包丁使えない。でもせっかくだし・・・そう思って包丁を握る。玉ねぎの皮を剥いて包丁をあてる。ドキドキ。緊張する・・・
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