蜃気楼
理由
闇に覆われたら
光の射す場所を探せばいい
何も変わんなくても
真っ暗より まぶしいくらいが
僕は好きだよ


ふいに だだっ広い
何もない場所に 放り出され

コンパスなんて 持たない僕は
進むべき方向も わからなくなった

雨がやまないなら
太陽を求めて走ればいい
この手届かなくても
飛べるなら 飛べないよりは
きっと素敵だよ


ずっと 奥の深い
全て吸い込みそうな 穴の中で

地図さえも 持たない僕は
自分の居場所も わからないままで

夜が明けないなら
朝日のもとへ走ればいい
そうさ昔みたいに
輝きに あこがれるほうが
ずっといいでしょ?


いつも いい加減で
流されるままにきたよね
立ち止まったから 不安になるんだ
気づいたんだ
流され続ければ もう迷わない
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