エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 幼い頃には一緒にお風呂やプールに入ったり、おねしょをしたところを見られたりしたのだから、今さら気を遣う必要はないのかも……と思いつつ、大人になったのだからちゃんとした姿を見てもらいたいとも思う。

 ましてや篠は、私をひとりの女として見てくれているのだ。あまりにも気を抜きすぎるのは失礼だろう。

「じゃあ、行こうか」

「うん」

 駅に降り立ったほかの人々たちの流れにのって、私たちも森林公園のほうへ歩き出す。

 今日は散策にぴったりのいい天気だった。

 暑くも寒くもないちょうどいい風が、そよそよと心地よく吹き抜ける。

 同じ方向へ歩く人たちの会話が弾んでいる様子も納得だった。

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