エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「現実に戻ると恥ずかしいからだめ」

「だな。……でも、ふたりきりなんだからいいだろ」

 一緒になって笑い、もう一度どちらからともなく唇を重ねる。

 バカップルでもなんでもいい。愛し愛される関係が私の理想の夫婦像だ。



「実結、こっちこっち!」

 イベント当日を迎え、待ち合わせ場所に向かうともう同僚たちの姿があった。

 約束した時間まであと五分。どうやら私が一番遅かったようだ。

「待たせちゃってごめん。結構、人が多いんだね」

「ね、すごーいって話してたとこ」

 イベントが行われるのは自衛隊の基地だ。篠がたまに口にする駐屯地と同じ意味の場所なのかどうかはよくわかっていない。

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