エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 篠のキスは私を幸せな気持ちにさせてくれる。

 だからおねだりをしたけれど、篠は首を横に振った。

「止まらなくなるからだめだ」

「じゃあ、式まで我慢する」

「式でこんなキスはしないからな」

 じゃあ、その後は?

 と、喉まで出かかった言葉を呑み込む。

 結婚初夜に彼がどんなキスをくれるかなんて、聞かなくてもわかった。

「式の前に話をしようと思ったのに」

 篠のほうこそ物足りなさそうにしながら壁にもたれる。

「話? なんの?」

「式では誓えないことをちゃんと誓っておきたくて」

 真面目な話らしいと察して篠を見つめる。

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