エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 いつも私の後ろをくっついて歩いてきたしぃちゃん。私よりふたつ年上なのに、服に虫がくっついただけでも泣くようなかわいい弟分だった。

 なぜゆうまさんの笑顔を見てしぃちゃんを思い出したのか、自分でもさっぱりわからない。

「……はっ、すみません。全然関係ない人の話をするなんて」

 しぃちゃんはどんな大人になったのだろう?

 怖がりな上に泣き虫で、私の服の裾を掴んでいた頼りない男の子。少なくとも、ゆうまさんのような戦闘機のパイロットになっているとは思えない。

「いえ。いろいろ聞かせてください。実結さんのことを知りたいです」

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