悪魔と私
「クーロードーさん!!まだですか!?」
不意に第三者の怒鳴り声が聞こえてきた。
「ああ。悪い、今行く」
クロードはその声の主に向かって、思い出したとでも言うような感じで言った。
「早くしてくださいよ?さっき呼んだときから10分も経ってるんですから!」
「分かってるって…」
まるで親子みたいだ。
ルーゼはぶつぶつ呟きながら、部屋の前から立ち去っていった。
「まったく、煩い奴だ…人間にしたとたん、急に良く喋るようになった…」
クロードはルーゼの出て行った扉を見やり、苦笑いした。