水と油の私達
「私は、私は信じてたのにっ!!」

「うん...」

「気にしてないなんてウソ!粉桃には心配なんてもうかけられないっ!銀狼の姫から降ろされた時も支えてもらったんだからっ!でも、誰かに、誰かに聞いて欲しかったよ。聞いて、ほしかった...」

「大丈夫、俺が、いつでも聞くよ。
由乃ちゃんの傍にいるから」



合瀬くん...

その瞬間、胸がドキンと高鳴った気がした。

気のせい、だよね?

まさか私が合瀬くんを好き...?

ま、まさかね。

き、きっと優しくされたからちょっとときめいただけ。

多分...



「それにしても、喋り疲れたでしょ?
お茶でも飲む?」
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