水と油の私達

ため息 side 由乃

ハア

この頃ため息が沢山漏れる。

色んな事があって自分自身も疲れてるんじゃないかって、粉桃が言ってたし...

なんか気分転換でもしないと。



「粉桃~!」

「なに?由乃」

「遊園地行かない?」



私がそう言うと粉桃は目を輝かせた。

粉桃、相変わらずの遊園地好き。



「行きたい!!」

「そう、じゃあどこの遊園地にする?」

「えっとね~、どうしよう~?こことかここはジェットコースターがスッゴい良いよ~!!ここは~...」




バンバン案を出していく粉桃。

は、早っ。

粉桃、早すぎるって。

ルンルンと笑顔でご機嫌な粉桃。

その横で私は、粉桃に「どこにする?」なんて投げ掛けてしまったことを後悔した。
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