イケメン総長とキケンな関係 ~出会いは突然の入れ替わり⁉ 愛はそこから始まった~



 もしかして。
 なっているかもしれない、欲張りに。

 それも今までの私には無かったもの。


 驚いている、そんな自分に。



「あぁ」


 忙しくしている、いろいろと。
 頭と心の中で。

 なので聞きそびれそうになった。


 桐生くんの言葉に。
『あぁ』
 そう言った龍輝くんの返事を。



 確かに。
 そう返事をしてくれた、龍輝くんは。


 桐生くんが言った。
 龍輝くんにとって私は大切な存在。

 その言葉に。
 言ってくれた、龍輝くんは。
『あぁ』と。










 大切。

 そう思ってくれている……?
 龍輝くんが私のことを。



 できた、知ることが。
 そのことを。

 そうしたら。
 照れてしまった。


 だけど。
 それよりも。
 上回った、はるかに。
 嬉しい気持ちの方が。







 なぜだろう。

 なぜ。
 嬉しくなるのだろう、こんなにも。



 大切。

 そう思ってもらえる。


 そのことは喜ばしいことだからなのかな。





 そう思いながら。
 龍輝くんたちと、しばらく話をして過ごした。


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