夫が「愛していると言ってくれ」とうるさいのですが、残念ながら結婚した記憶がございません
――恐らくだが、盗聴されている。侵入者の目的は、この部屋に盗聴器を仕掛けることだったのではないか。
その文字に、他の三人は息を呑んだ。だからといって、会話を急にやめてしまえば、盗聴している相手も不審に思うだろう。
「ランスロット殿。先日、シャーリー殿には忘却の魔法がかけられている可能性が高いと言ったよな?」
「ああ」
「その魔法を、解かせてもらえないだろうか?」
レイモンの提案に、ランスロットは思わず腰を浮かしそうになり、それをジョシュアに制された。
「まあ、落ち着け」
「これが、落ち着いていられるか? シャーリーの記憶が戻るのかもしれないんだぞ?」
盗聴の件などすっかりと忘れたかのように、ランスロットは興奮している。
「うまくいくかどうかはわからない。だが、こうやって魔導士団内に不正がはびこっている以上、やはりシャーリー殿の記憶は重要だ。全ては彼女の記憶にかかっている」
「わかった」
ランスロットが答えると、レイモンは再び帳面に文字を走らせる。
――これで敵が動くかと。シャーリー殿から目を離さないように。
「これで話がまとまったな。私は、自白魔法の事前申請。ブラムは、諜報隊を駆使して何が何でも犯人を突き止めろ。レイモンとランスロットは、シャーリーに記憶を取り戻させる。いいな」
「はい」
三人の返事が揃ったところで、この話はお開きとなった。
その文字に、他の三人は息を呑んだ。だからといって、会話を急にやめてしまえば、盗聴している相手も不審に思うだろう。
「ランスロット殿。先日、シャーリー殿には忘却の魔法がかけられている可能性が高いと言ったよな?」
「ああ」
「その魔法を、解かせてもらえないだろうか?」
レイモンの提案に、ランスロットは思わず腰を浮かしそうになり、それをジョシュアに制された。
「まあ、落ち着け」
「これが、落ち着いていられるか? シャーリーの記憶が戻るのかもしれないんだぞ?」
盗聴の件などすっかりと忘れたかのように、ランスロットは興奮している。
「うまくいくかどうかはわからない。だが、こうやって魔導士団内に不正がはびこっている以上、やはりシャーリー殿の記憶は重要だ。全ては彼女の記憶にかかっている」
「わかった」
ランスロットが答えると、レイモンは再び帳面に文字を走らせる。
――これで敵が動くかと。シャーリー殿から目を離さないように。
「これで話がまとまったな。私は、自白魔法の事前申請。ブラムは、諜報隊を駆使して何が何でも犯人を突き止めろ。レイモンとランスロットは、シャーリーに記憶を取り戻させる。いいな」
「はい」
三人の返事が揃ったところで、この話はお開きとなった。