夫が「愛していると言ってくれ」とうるさいのですが、残念ながら結婚した記憶がございません
「どちらからお付き合いをしましょうって言ったの? わかる?」
「うーんとね」
シャーリーは視線を左上の方に向けて、何かを思い出すような仕草をする。
「団長の方からそう言われたって、半年前のあなたは喜んでいたわよ?」
「半年前?」
「ああ、そうそう。半年前ね。ちょうど一年前に団長の専属事務官になって、その半年後にお付き合いを始めて。そして、先日結婚をしたという流れね」
「お付き合いから結婚まで半年って、短くない?」
「でも、あのときのシャーリーは、お付き合いと同時に結婚の準備をすると言っていたわね。そうよ、そうそう」
「そうなの?」
アンナの言葉が信じられないとでも言うかのように、シャーリーは眉をひそめた。
「そうよ。団長からそう言われたって、あなた、嬉しそうに私に報告してくれたのよ」
「嬉しそうに? 私、団長のことが好きだったの?」
「好きじゃなかったら、結婚しないでしょう?」
「そうだけど……」
それでもやはりシャーリーにとっては「信じられない」という思いしかない。
「シャーリー。今のあなたにとっては嘘みたいな話かもしれないけれど。団長はあなたのことを心から愛しているわ。私から見ても羨ましいくらいに。だからあなたも、少しずつ寄り添ってみたらどう?」
「うーんとね」
シャーリーは視線を左上の方に向けて、何かを思い出すような仕草をする。
「団長の方からそう言われたって、半年前のあなたは喜んでいたわよ?」
「半年前?」
「ああ、そうそう。半年前ね。ちょうど一年前に団長の専属事務官になって、その半年後にお付き合いを始めて。そして、先日結婚をしたという流れね」
「お付き合いから結婚まで半年って、短くない?」
「でも、あのときのシャーリーは、お付き合いと同時に結婚の準備をすると言っていたわね。そうよ、そうそう」
「そうなの?」
アンナの言葉が信じられないとでも言うかのように、シャーリーは眉をひそめた。
「そうよ。団長からそう言われたって、あなた、嬉しそうに私に報告してくれたのよ」
「嬉しそうに? 私、団長のことが好きだったの?」
「好きじゃなかったら、結婚しないでしょう?」
「そうだけど……」
それでもやはりシャーリーにとっては「信じられない」という思いしかない。
「シャーリー。今のあなたにとっては嘘みたいな話かもしれないけれど。団長はあなたのことを心から愛しているわ。私から見ても羨ましいくらいに。だからあなたも、少しずつ寄り添ってみたらどう?」