オフクロサマ
ここでその村について有力な情報を得ることができれば、この先の旅が楽になる。
「えぇ。ずっと奥にある村ですけど……」
そこまで言って中途半端に言葉を途切れさせた。
まるでこれ以上は人に教えることはできないと感じたかのような途切れさせかただった。
依然として険しい表情のままふたりを見つめている。
「そのミチ村はどこにあるんですか?」
智香が聞くとあからさまに顔をしかめた。
「冗談はよしてください。さぁ、観光をするなら日が高い内がいいですよ」
女将さんはそう言うと追い立てるように敷地の外へとふたりを追いやった。
最後には『またお越しください』のひとこともなく、ピシャリと扉を締めてしまったのだ。
ふたりは呆然としてその後ろ姿を見つめているしかなかった。
あんなに人のよかった女将さんが、地名を聞いた瞬間に変わってしまった。
なにかあるに決まっている。
ふたりは最寄り駅まで移動してくると古びたベンチに座ってミチ村を調べてみることにした。
「ここだ」
すぐにヒットしたものの岡山県ミチ村という場所はすでに廃村になっていると書かれている。
「えぇ。ずっと奥にある村ですけど……」
そこまで言って中途半端に言葉を途切れさせた。
まるでこれ以上は人に教えることはできないと感じたかのような途切れさせかただった。
依然として険しい表情のままふたりを見つめている。
「そのミチ村はどこにあるんですか?」
智香が聞くとあからさまに顔をしかめた。
「冗談はよしてください。さぁ、観光をするなら日が高い内がいいですよ」
女将さんはそう言うと追い立てるように敷地の外へとふたりを追いやった。
最後には『またお越しください』のひとこともなく、ピシャリと扉を締めてしまったのだ。
ふたりは呆然としてその後ろ姿を見つめているしかなかった。
あんなに人のよかった女将さんが、地名を聞いた瞬間に変わってしまった。
なにかあるに決まっている。
ふたりは最寄り駅まで移動してくると古びたベンチに座ってミチ村を調べてみることにした。
「ここだ」
すぐにヒットしたものの岡山県ミチ村という場所はすでに廃村になっていると書かれている。