歌を忘れたカナリヤは
かえろ帰ろと言う母を
もう、死にそうや
と介護に疲れた父と三人で前医の紹介の病院へ行き診察を受けた
結果は同じで、
『歩いてみせて』と看護師の言うまま母は病室へ即入院となった

帰り道父は、騙したみたいだと自分を責めた。

出直すと、二度と母は来ないことは確実で、仕方ないことだった
< 4 / 9 >

この作品をシェア

pagetop