君の犬になりたくて

第1話

〇琴の部屋 壁

琴が信太朗に壁ドンされている。琴は顔が真っ赤。

琴「し、しんちゃん?」
信太郎「ねぇ、琴、僕のことどう思ってるの?」
琴「え、急にどうしたの?しんちゃん」

信太郎が壁ドンしたまま琴の肩をのせる。

信太郎「僕は琴のこと、、、、」
   「ずっと、ずっと好きなんだよ?」
琴「え、あ、うん。知ってる。家族として、でしょ?」

琴は冷静になってきた。顔は赤くない。
信太郎がガクッと肩を落として落ち込む。

信太郎「ふっ、相変わらずだな~。琴は。」
   (僕の気も知らないで、、、。)

琴の耳もとで信太郎がささやく。

信太郎「僕が言ってる『好き』はね、恋愛的に。ってことだよ。」
琴「えっ、、、」

とたんに琴がまた真っ赤になる。(倍くらい)

琴「うそ、、」
 (まって、まって、まって!えっ、えっ!)
信太郎「本当だよ。」

琴の目から涙がでてくる。

信太郎「え、あ、ごめん。怖がらせちゃった?」

信太郎があわてて離れようとする。
しかし、琴が抱きしめる。

琴「す、すき。」
 「私もしんちゃんのこと、すき!」
信太郎「えっ」

琴が真っ赤(もっと)になりながらも信太郎にアピールする。
とたんに、信太郎も真っ赤(耳まで)になる。

信太郎「ほ、ほんとう?」
琴「ほ、ほんとう、、れ、レンアイて、的に!」
信太郎「うれしい!琴と両想いだったなんて‼」
琴「うん!わ、私もうれしい。」

ふたりとも真っ赤になりながらも笑いあっている。

〇街中

琴(ナレーション)[と、いうことがありまして、今しんちゃんとデートに来ています!]

琴「ねぇ、しんちゃんあそこのお店いかない?」
信太郎「いいね、いこいこ!」

そのようすを見ている人物がいる。(男)

???「うそだろ、あいつらが、、、、」

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