揺れる瞳に恋をして
「…ちー」

部屋に入り、私のそばにくる夏希

すっ、と手を出し

パシッ

「、ちー?」

「触んないで…」

「なんで…?」

不安そうな目で私を見つめる夏希

キッ、と睨みつける
「さっきまで、好きな子といたんでしょ」

「なんで、優しくするのっ」

「なんで…っ期待ばっか…させるのっ」

涙が、溢れてくる


「夏希は…私が好きって、言っても…」

「私の気持ちに応えてくれないくせに…」

止まらない

止まらないよ…

「私はいつまでっ…夏希を好きでいればいいの…っ」


泣きじゃくる私を
見つめる夏希


「…ずっと?」

と、答えてくる


「〜〜っ」

答えてくれない恋を

ずっとしろって

言うの?

そんなの

「虚しすぎる…」
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