愛とは決して○○しないこと
「何とでも言え、ところでお前たちもあと1ヶ月だな。新婚旅行はどこへ行くんだ?」
「ハ、ワ、、イ!ね〜直人。」
「そう。ハワイ。やっぱ日本語も通じるしさ」
「岡安と上条さんは?」
「うん、9月のプロジェクトの後に休暇取って、
披露宴パーティーのあとに行けたらなぁと思ってる。何とか10日間取りたいなあ。
披露宴の翌日からさ〜」
「10日間って、どこ行くつもりだよ〜」
「まだみどりと相談してないけどさ〜、
ローマ、南仏ニース、ニューヨークにも行きたいなあ」
「うん。せっかくだから行きたいよね〜」
「「「ヨーロッパ!」」」
「岡安と上条さんは英語できるの?」と三田くん
「私は、英文科だったから…」
「俺は、英語とイタリア語は少し話せる。
あ、大学時代はドイツ語も取ったから買い物くらいは出来るかな?」
「岡安、なんでイタリア語?」と東川くん。
「あ、俺小学1年から大学まで剣道やってたんだけど、道場に同じ歳のイタリア人がいてさ〜
しかも同じマンションだったんだ。
そいつにイタリア語を教えてもらって、俺は日本語を教えたんだよ。
語学ってすぐに忘れるから時々イタリア語会話のCD聞いてるかな」
「………」みんな沈黙。
「え〜雄太ってイタリア語話せるんだ。すごいね!」
「へへへ。」