愛とは決して○○しないこと
マンションに帰ってから雄太から

「みどり、今度の土曜日からプロジェクト開始で土日がイベントだから金曜日、土曜日、日曜日は出張。
代休は火曜日と水曜日だって。」

「いよいよだね。」

「うん。だから今日さ〜プロジェクトの部長にかなえさんの結婚式の日の有給申請してOKだった。
そして退職の件を打診したんだよ。
部長はプロジェクト後の仕事もしやすい環境つくるから残れよって、言ってくれたけどね」

「結婚式に休めて良かった。
それで退職の方はすんなりは無理っぽいの?」

「う〜ん。今回は打診だけで部長には良く考えますって言っておいたけどな。」

「そうだね。『その後の計画はバッチリなので!』なんて、言えないもんね〜」

「ああ。だから次は退職願を出す感じにしようと思ってるんだ。」

「さすが!雄太」パチパチ
「テキストもバッチリですよ?オリバーさん」

「ジェニーありがとう。ハハ!
みんなさ〜映画地巡りって言った時のあの変な顔見た? 
吹き出すところだったよ」

「うん。何それ?って顔だったよね。東川くんは口ポカーンって開いてたもん!ハハ」

「みんなと違っても俺たちには大切なんだからいいんだよ」とみどりを抱きしめた。

「うん、ありがとう雄太」と抱きしめ返した。
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