愛とは決して○○しないこと
結婚10年目の記念に子供たちを両家の親たちにお願いしゴールデンウィークにニューヨークへ連れて来てくれた雄太。

新婚旅行と同じホテルの同じ最上階のペントハウスに3泊する。

「みどり、またニューヨークにきたぞ!」

「ありがとう。雄太…本当にありがとう」

「こちらこそ10年間ありがとう。子供も3人も産んで育ててくれて、両親や親戚とも仲良くしてくれてるから、俺まで褒められてるんだよ。
本当にありがとう。みどり。」

「私だって。ありがとう雄太。」

「今回はメトロポリタン美術館と、ティファニーと、2日連続でミュージカル!と、もちろんセントラル・パークな!」

「うん!」
1日目。やっぱり以前散歩したコースでセントラルパークへ。
ホテルで準備してからミュージカル。

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みどりも新婚旅行で英語に対してもっと努力しようと決意して、子育てしながら英語の勉強をしていた。
といっても机に向かって勉強出来ないのでラジオ英会話やテキストについているCDを流している。
そして実力を試す為、できるだけ毎年英検とTOEICを受験していた。

かなり英語は完璧になり、3年前からはフランス語もラジオ講座で勉強を始めている。

そんなお母さんを見ている、瑠生と茜も自然と英語とフランス語が意味がわからないのに入っているようで、例文を大きな声で何度もリピートして真似をするようになった。

私も雄太も、毎日部屋の壁のピノキオを見てうぬぼれたりしてないかチェックする習慣がついた。
瑠生が産まれてからはそれにプラスして、周りの人達に感謝しようと私たちは決めた。
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