すれ違いのone-sided love
僕には大きな野望などはないものの、昔から教師になりたいと思っていた。

その夢は、叶えなくては。

バスケも途中で投げ出したような僕だが、昔からの憧れていた理想の教師像だけは捨てずに居よう…。

もしかすると、いつか別の誰かに恋をする日も来るかもしれない。

しかし、夢が叶うまでは、そういうことは一切考えないと決心した。

もう、情けない自分とは決別したいから…。

iPhoneの中の、青山リナという名前、電話番号、これも、勢いで消去した。

そして、落とした順位を取り戻すべく、受験勉強に打ち込むことに…。
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