俺様弁護士は激愛を貫きとおす
「あ……あ、イ、イく……イっちゃうっ……」
「ん。イけよ」
 その波に攫われて、優羽は達した。

 びくびくっと身体が震えて、ナカがきゅうっとしたのが分かる。それに合わせて城ヶ崎の律動が激しくなった。

「まっ……イってるから、待って」
「む……りっ……」
 城ヶ崎の激しくなる動きに合わせて、またその波に呑み込まれる優羽だ。

 城ヶ崎が一際強く腰を押し付けるのと、優羽の背中が浮き上がってしまうのはほぼ同時でお互いがぎゅうっと抱き合って、ほぼ同時に達した。

 お互い、はぁはぁと息をつき、城ヶ崎は優羽の顔を覗き込んだ。
 汗をかいていても、端正な顔だ。その顔がふわりと緩んで微笑む。城ヶ崎は優羽の頬を指先で撫でて軽く口付けた。

「すごく気持ちよかった」
「うん」

 城ヶ崎がぎゅっと抱きしめるのに、優羽は両手でその背中を抱き返した。
 優羽はとても幸せだけれど、城ヶ崎も優羽と繋がることで幸せを感じてくれたらいい、と優羽は思った。
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