俺様弁護士は激愛を貫きとおす
 大人になった今、しかも魅力を増した城ケ崎にこんな風に見られると優羽はどぎまぎしてしまう。

「優羽、美味しい?」
「ええ、とても」
 うそだ。味なんてだんだんしなくなってきたような気がする。

「城ケ崎くん、とても大人になったのね」
「優羽もだよ。この前会って驚いた。高校の頃なんかよりすごく綺麗になってる」

 こんな妖艶な雰囲気で見つめられることなんてなかった。甘くてそれでいて艶を含んでいて、逃げることができないような雰囲気だ。

 すっとテーブルに伸びた指が繊細なグラスの足をそっと掴む。グラスを傾けて城ケ崎がワインを飲んだ。
「甘いな」

 そんなきっと甘くて好みではないものを、優羽のために選んでくれたのだ。
 怖いのか、優しいのかよく分からない。

「さて、優羽。話をしようか?」
 レストランの淡い光の中で優羽に向かって目を細める城ケ崎はとてつもなく綺麗だった。

「許してほしい?」
 こくっと優羽が頷く。
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