俺様弁護士は激愛を貫きとおす
(どんどん欲張りになっちゃうのかなぁ)

「優羽? フライパン、今にも焦げそうだけど大丈夫か?」
「やだ! 焦げちゃう!」

 城ヶ崎がさっとフライパンを持ち上げてくれた。
「どうしたんだ? 考えごとか?」

 幸い焦げるとまではいかなかった。
 ちょっとこんがりしたくらいだ。優羽が火を止めると城ヶ崎はフライパンを置いてくれる。

「あの、うん。こんなふうに昂希くんが自宅に招き入れるような人はいたのかなって。ちょっとだけ、ヤキモチ? 的な……独占欲みたいな?」

 ぎゅうっと後ろから抱きしめられた。
「あのさあ、俺、すっげぇ我慢してるんだから、煽るのやめてもらっていいか?」
「煽ってなんかないよ」

 抱きしめられたまま後ろから耳元に囁かれる。
「いない。そんなのいないよ。自宅に呼んだり泊めたり、ましてやこの俺がカギなんて渡すわけがない。カギを渡したのは優羽が生まれて初めてだ」

「生まれて……って」
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