俺様弁護士は激愛を貫きとおす
 ふわりとした笑顔を見せる優羽を城ヶ崎は抱きしめる。
「だから、二人でゆっくりしよう?」

 そして城ヶ崎が車のドアを開けた瞬間、後部座席の薔薇の花束が目に入る。

 車の中はしっかり温まっていて、おそらく城ヶ崎がしばらくの間待っていてくれたのだろうということも分かった。

「花束……」
「優羽にだ」
 運転席に座った城ヶ崎が後部座席から花束を取り出し優羽にそれを渡す。

「花なんて買ったこともないし、渡したこともないからすごく照れる」

 綺麗に束ねられた薔薇が優羽の手に渡された。花びらは淡く染まり素晴らしい芳香が車の中に漂っている。優羽は顔を赤らめ、手元の花束を見つめた。
 嬉しさで胸がいっぱいになる。

「ありがとう」
 そう言って優羽は微笑んだ。この花束を優羽に渡すために、城ヶ崎はたくさんの時間と労力を費やしたに違いない。

 だからこそ優羽は感謝の気持ちと嬉しさで胸がいっぱいになってしまったのだった。
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