跡取りドクターの長い恋煩い
「ちょっと待った!」
「……なに?」
「1つ聞かせて欲しい。
その……体に変化はないのか?」
「変化?」
「だからその……よく言うじゃないか。ハジメテは痛いって……」
痛い……?
そうよ。確かに処女喪失は痛いって聞くわ。破瓜の痛みってやつよね?
「……わからない」
「は?」
「下腹部は昨日の朝からずっと痛かったの。私、いつも排卵痛が酷くて。だから……」
「排卵痛……!」
そこで宗司くんが真っ青な顔をしながら私の両肩に手を置いた。
「……笑美里、この状況、理解してる?」
「え?」
「排卵痛ってことは、昨日が排卵だったってことだ。
俺は……避妊具を持ち合わせていない」
「えぇっ」
ってことは、間違いなく避妊してないんだ!
「あの」
「やっぱりダメだ。このままなかったことに出来ないよ。何かあった時のためにも責任を取らせてもらう。俺たちは付き合う。結婚前提だ……わかったね?」
「……なに?」
「1つ聞かせて欲しい。
その……体に変化はないのか?」
「変化?」
「だからその……よく言うじゃないか。ハジメテは痛いって……」
痛い……?
そうよ。確かに処女喪失は痛いって聞くわ。破瓜の痛みってやつよね?
「……わからない」
「は?」
「下腹部は昨日の朝からずっと痛かったの。私、いつも排卵痛が酷くて。だから……」
「排卵痛……!」
そこで宗司くんが真っ青な顔をしながら私の両肩に手を置いた。
「……笑美里、この状況、理解してる?」
「え?」
「排卵痛ってことは、昨日が排卵だったってことだ。
俺は……避妊具を持ち合わせていない」
「えぇっ」
ってことは、間違いなく避妊してないんだ!
「あの」
「やっぱりダメだ。このままなかったことに出来ないよ。何かあった時のためにも責任を取らせてもらう。俺たちは付き合う。結婚前提だ……わかったね?」