心霊現象 研究同好会


蒼葉が半泣きになるレベルだよ?

俺が入ったら雰囲気ヤバすぎて気絶するんじゃね?

最悪死ぬんじゃね?



「……先輩、やっぱり俺は待ってちゃダメですか……?」

「神代、気になるところの写真よろしくな。 あと諏訪ちゃんのこと守ってやってなー」

「まさかの 完 全 無 視 っ 。 先輩のアホー。 人でなしー。 これがジェイドの素顔だーって言ってバラしてやるー」


「はいはいわかったわかった。 神代、大変だと思うけど如月のこともよろしくなー」



……くそぅ。 自分は入り終えたからって余裕ぶりやがって……。

まぁ、ここでひたすらゴネたとしても入るのは免除にならないだろうし……行くしかないか……。



「神代先輩っ、諏訪っ、俺と手を……ってもう歩き出してるしっ!! 二人とも酷いっ!! 置いていかないでっ!!」



神代先輩と諏訪は怖さを感じていないのか、和やかに会話しながら歩き出している。

そんな二人のあとを追うべく必死に駆け出した。 けど、二人に追いついてから思った。


そ の ま ま 外 で 待 っ て い れ ば よ か っ た 。 ……と。

……まぁ、追いついてしまったから もう後の祭りなわけだが……。


──……ということで。

俺たち三人は、予定通りにトンネルの中へと入った。


俺は神代先輩の後ろにピッタリくっついて、隠れるようにして歩く。

その神代先輩は少し歩きづらそうだったけど、拒否することなく俺の動向を許してくれている。

神代先輩、マジ神。


まぁ欲を言えば、ガッシリと腕に手を絡めて引っ付いて歩きたかったけど……それは完全に嫌がられそうだからやめといた。


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