心霊現象 研究同好会
穂乃果ちゃんや沙綾ちゃんとは随分親しくなったし、他にも友達は出来たけど……私の体質のことを知ってるのは、同じ学年では倉本くんだけだ。
他のみんなには言えないから、その点ではやっぱり気を使ってしまう。
友達と一緒にお喋りをするのは凄く楽しいことだけど、素を出し切れないから…ちょっとだけ疲れてしまうこともある。
だから今は、貴重な「自分タイム」だ。
今は一人の時間を満喫して、このあとのみんなとの時間も楽しんでいく。
活力をチャージする時間が持てることは、本当にありがたい。
「……あ、先輩からメッセ来てる」
スマホを開いてすぐ、桜井先輩からメッセージが届いてることに気がついた。
【 ウォークラリーお疲れー 】
という短いメッセージ。
届いたのは、つい五分前。
……授業中なのに普通にスマホ触ってるのかな? と思いつつ、返事を打つ。
【 歩くのメッチャ疲れました。 先輩は授業サボり中ですか? 】
そう返したら……すぐにまたメッセージが届いた。
【 先生が休みだから、自習中! 】
なるほど。
だからこんなに返事が早いんだ。
さすがに普通の授業中じゃ こんなに早くは返せないよね。
と思ってたら、もう一通メッセージが届いた。
【 写真撮影は倉本に任せてあるから諏訪ちゃんは友達と楽しく過ごしてなー? 】
……って、いいのかな?
むしろ幽霊が見える私が撮った方が…いやでも……そうすると目が合う可能性が高くなるし、幽霊に認識されてしまったら後々面倒なことになるかも……。
同好会の役に立ちたいっていう気持ちはあるけど、でも、やっぱり怖いものは怖い。
だから……今回は先輩の言葉に甘えて、写真は倉本くんに任せることにしよう。
【 ありがとうございます 友達と楽しく過ごしますね! 】
と返事をして、一息つく。