成瀬課長はヒミツにしたい
今日の午前中に社長が私用で遅れたのは、この準備のためだったのかと、真理子は胸がいっぱいになる思いだった。
「まりこちゃん! のな、がんばったんだよ」
乃菜は握った両手をぶんぶんと振りながら、笑顔で真理子を見上げている。
真理子はしゃがみ込むと、乃菜をぎゅっと抱きしめた。
「乃菜ちゃん、本当にありがとう。こんな素敵なお祝いをしてもらったのは、初めてだよ……」
そう言いながら、真理子の声はうわずってくる。
「まりこちゃん、ないてるの?」
乃菜が心配そうに顔を覗き込んだ。
真理子は大きく首を横に振る。
「悲しくて泣いてるんじゃないよ。嬉しいの。すごくすごく、嬉しいんだよ」
真理子がにっこりとほほ笑むと、乃菜は安心したように大きくうなずいた。
「のなね、まりこちゃんには、いつもわらっててほしいの」
乃菜はそう言うと、画用紙に描いた絵を真理子に手渡した。
「これは……?」
真理子は絵を見て、はっと乃菜と社長の顔を見上げる。
二人は同じ顔で、優しく笑っていた。
「まりこちゃん! のな、がんばったんだよ」
乃菜は握った両手をぶんぶんと振りながら、笑顔で真理子を見上げている。
真理子はしゃがみ込むと、乃菜をぎゅっと抱きしめた。
「乃菜ちゃん、本当にありがとう。こんな素敵なお祝いをしてもらったのは、初めてだよ……」
そう言いながら、真理子の声はうわずってくる。
「まりこちゃん、ないてるの?」
乃菜が心配そうに顔を覗き込んだ。
真理子は大きく首を横に振る。
「悲しくて泣いてるんじゃないよ。嬉しいの。すごくすごく、嬉しいんだよ」
真理子がにっこりとほほ笑むと、乃菜は安心したように大きくうなずいた。
「のなね、まりこちゃんには、いつもわらっててほしいの」
乃菜はそう言うと、画用紙に描いた絵を真理子に手渡した。
「これは……?」
真理子は絵を見て、はっと乃菜と社長の顔を見上げる。
二人は同じ顔で、優しく笑っていた。