成瀬課長はヒミツにしたい
~4~
成瀬は一旦真理子の側を離れ、病院の待合室へ向かう。
真理子の陣痛が始まり、明彦に何度か連絡を入れたがつながらなった。
――志賀さんがまだ会社にいたから伝言したけど……。大丈夫か?
成瀬が椅子に寄りかかりしばらく待っていると、廊下の奥からボロボロに疲れ切った明彦と乃菜が現れた。
後ろには、落ち込んだようにシュンと下を向く夏美の姿が見える。
「お前ら、何があったんだ……?」
成瀬は思わず吹き出すと、三人をテーブルのある待合室の椅子に座らせた。
言葉を発しない三人を見ながら、成瀬は紙コップに入った水を置く。
「私もう、お姉さんの車にはのらない。ジェットコースター嫌いだもん」
乃菜は半べそをかきながら、顔をぷいっと背けると、コップの水をグイっと一気に飲み干した。
その様子に衝撃を受けたのか、夏美の顔は次第に青ざめていく。
「くっくっくっ」
すると、途端に緊張の糸がほぐれた明彦が、肩を震わせて笑い出した。
成瀬は何がなんだか、訳がわからない様子で首を傾げながらも、三人が顔を見合わせる様子をほほ笑ましく眺めていた。
成瀬は一旦真理子の側を離れ、病院の待合室へ向かう。
真理子の陣痛が始まり、明彦に何度か連絡を入れたがつながらなった。
――志賀さんがまだ会社にいたから伝言したけど……。大丈夫か?
成瀬が椅子に寄りかかりしばらく待っていると、廊下の奥からボロボロに疲れ切った明彦と乃菜が現れた。
後ろには、落ち込んだようにシュンと下を向く夏美の姿が見える。
「お前ら、何があったんだ……?」
成瀬は思わず吹き出すと、三人をテーブルのある待合室の椅子に座らせた。
言葉を発しない三人を見ながら、成瀬は紙コップに入った水を置く。
「私もう、お姉さんの車にはのらない。ジェットコースター嫌いだもん」
乃菜は半べそをかきながら、顔をぷいっと背けると、コップの水をグイっと一気に飲み干した。
その様子に衝撃を受けたのか、夏美の顔は次第に青ざめていく。
「くっくっくっ」
すると、途端に緊張の糸がほぐれた明彦が、肩を震わせて笑い出した。
成瀬は何がなんだか、訳がわからない様子で首を傾げながらも、三人が顔を見合わせる様子をほほ笑ましく眺めていた。