推しが現実世界に?!  ーバレンタインに告白を
「おはよう!ゆる」

「あっ、おはよう…」


彼氏と登校してきたリナがやってきた。


「どうしたの?元気ないじゃん!もしかして
、もうあげた?」


「ううん。まだ…ただ、いろんな人が渡してるから自信無くなってきて…」


「だいじょーぶだって!自信もって!」

と、私の肩をバンと叩くリナ。



痛いっすリナさん…


「…リナは?あげた?」

「うん!行ってる時に。めちゃくちゃ喜んでくれた!だからきっと喜んでくれるよ!」



「うん…そうだよね!」


よしっ、


と、なぜか自信が湧いてきた。



ーー放課後


「結瑠〜帰ろー」

「うん…」


碧くんの手は手ぶらできっと、チョコは全部断ったのだろう。
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