推しのアイドルグループのセンターと共演することになりました!〜推しメンは別の人です〜
「でも、TOYは全員大好きでみんな応援してます!」

「俺推しじゃないのに?」

「私が疲れた時に笑顔をくれるのは、TOYなので。陸君は推しだけど、陸君だけじゃ駄目なんです」

「つまり!」

「結斗君も私に元気をくれてるんですよ!」

私は結斗君の前に立つ。




「大好きなTOYのセンターは、貴方ですよ?」




「キスしていい?」




突然の言葉に頭が追いつかない。

「へ?」

「俺、多分お前のこと好きだわ」

「はい!?」

「女優としても、普段のお前も好き」

「俺と付き合って」

私は頭が働かなかった。
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