光の中の闇と闇の中の光

最近生きる意味が分からなくなってきた。


希望を失った体は日に日に弱っていき、心もボロボロになっていった。


フラッ


最近こんな風に立ち眩みがすることが増えてきた。


目も死んだように光がなく、闇が広がっていた。


しかし、クラスメイトや一応一緒に住んでいるはずのらんまでもそれに気づかない。


(死にたい)


そう常に思うようになった。


(死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい)


呪詛のように自分を蝕んでいく言葉。


(こんなことを小さいころに一回思ったかもしれない。)


それは、‟自分が死んだらお父さんは悲しんでくれるのかな。”


という考えから至った思いだった。


そのころはまだ自ら希望を見出すことが難しかった。


けれど、希望を見出してから希望を失った時の方が絶望が深いのだということを私は知った。


私のことをいじめて、心をコロしたのにいじめている本人はそんなことを気にもせず平和に、無傷なまま過ごしている。


そのことが憎いという思いよりも、つらい、悲しい、しにたい、そんな思いが私のすべてを占めていた。


ある日私は無意識のまま学校の『屋上』に来ていた。


皆さんはこれが何を意味しているか、おのずと分かりますよね?


すみれの心は悲鳴を上げた。


はやくこんなところから解放してほしい。


はやく、はやくと。





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