【8/1 番外編 追加!】隠れ御曹司の愛に絡めとられて
「ごめんね、お待たせ」
そう言いながら戻ってきた彼の手には大きめの紙の手提げ袋が握られていて、それを私の方へと差し出した。
「はい、これどうぞ」
「……へ?」
「亜矢さんが着てたスーツとブラウス。クリーニングに出しといた」
「え……!?」
「バスローブ姿が色っぽいから僕としてはまだ見てたいんだけど、クリーニングを頼んだところが有能すぎて……。すぐ出来ちゃった」
いたずらっ子みたいにペロッと舌を出して笑う彼……。
あー、ねえちょっと。
それ、狙ってやってたら、怒るからね?
綺麗な顔してそう言うことやるの、ホントに反則。