❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない
山辺はじっと葉月を見つめてるだけで、手を出してこない。

しかし、葉月が拉致される朝、山辺は動き出した。

まさかの山辺の行動に、山辺と葉月の姿を見失った。

西沢組部下に手分けして二人の行方を追わせた。

突き止めて、ドアをぶち破り、部屋に入ったときには、遅かった。

葉月は酷い状態だった。

西沢組は山辺を密かに始末した。

気を失った葉月を抱えて、冨樫の元へ向かった。

「葉月、葉月」

「何があった」

西沢は葉月をベッドに寝かせるように冨樫に促し、語り始めた。

「俺はお前に葉月の護衛を断られたが、密かに山辺の言動を窺っていた、
しばらく動きがなかったので、俺も油断した、山辺は今朝動き出した、そして葉月を拉致してホテルに連れ込み、行為に及んだ」

冨樫は自分の不甲斐なさに肩を落とした。

「俺が部屋に飛び込んだ時、悲惨な状況に、俺も頭に血が昇り、奴にナイフを突き刺していた、西沢組が奴を始末した」

「すまん」

冨樫は西沢に頭を下げた。

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